使用するのはアート作品

  • 丁寧に調査

    賞道で使用するレプリカは、丁寧に調査した上でデジタル復元によって生まれた作品です。学芸員の資格を持った小林泰三が、これまで培った色彩データベースを駆使し、時には専門家の意見も聞きながら完成させました。
    レプリカと言えども、当時のきらびやかな姿を取り戻すために、ひと手間もふた手間もかけたアート作品なのです。

  • クオリティバランスが大切

    しかし、アート作品と言え、手で触れることが前提ですから、あまりにも豪華で高級すぎて、触わることがはばかれるほど貴重になってもよくありません。
    そこは、ほどよく手軽さも必要になってきます。
    高級感を保ちながら、ほどよい手軽さを。このバランスは大変ですが、大切です。いにしえの人々が道具として扱っていたことを想像すると、アート作品でありながらステーショナリーを購入するくらいの気持ちで扱えるように、微妙なバランスに心を砕いています。

  • 賞道と暮らす

    ステーショナリー感覚で扱っていただきたい、このデジタル復元アート。それは、普通の方々も購入可能な範囲で、生活に日本美術を取り入れていただきたい意味もあります。しかも背伸びせず現代的に。
    日常的に絵巻物を広げたり、季節ごとにミニチュア屏風をしつらえてみたり……。復元アートを生活にとりこむことで、自然を愛した日本人の心に思いを馳せ、豊かな気持ちで人生を歩んでいくことの一助になるよう、「賞道」は努めてまいります。