仏教のテーマパーク

世界一大きな木造建造物として知られる東大寺大仏殿ですが、奈良時代創建当時は、もっと大きかったことご存知ですか? 今よりも左右に14.5mも長く、それゆえに今よりも多くの仏像を配置することができました。創建当時は金ピカの大仏!東南アジアの仏教寺院では、今も仏像は金箔でピッカピカですが、色彩はそれと同じだったのですね。(製法は違いますが……)仏教を国家の中心に据えようとした聖武天皇は、強烈なインパクトで仏教の超越した力をビジュアル化したのです。人々は「なんてすごいんだ!」「ミラクル!」「アメージング!」と英語を知っていたら叫んでいたことでしょう。豊かな自然の優しい色彩しか庶民は知りませんでしたら、そのド派手さといったら、今のテーマパークよりも驚かされたに違いありません。※光文社新書「日本の国宝、最初はこんな色だった」で詳しく紹介
初めまして。
私は特に大仏に興味がある訳ではないのですが、3年前に見た夢をキッカケに時々ネットで検索をしています。
3年前に見た夢というのは、建物の中で大きな大仏を見上げていました。
とても印象に残る夢で、
?頭が青かったのはなぜ?
そして全身光輝く金ピカ。
あまり気にしませんでしたが、次の日は
姿はなく声(女性で綺麗な声)を聞く夢を
みました。
不思議に思ってネットで検索したのですが、頭が青くて金色の大仏がいるのですね。私のイメージでは、茶色、深緑、など
の大仏しか知らなかったのですが、夢に出てきた大仏と同じ大仏が世界にもあり驚きました。
夢とそっくりな大仏をずっと探していたのですが、奈良の大仏が一番近いです。
ただし、今の大仏ではなく復元した金色の大仏です。
誰も信じてくれないと思うし、投稿しても意味ないと思うのですが、この画像に出会えて嬉しく思います。
加藤美香様
明けましておめでとうございます。
返事が遅れまして、大変失礼いたしました。
現在、ホームページをリニューアル中でして、現行のホームページは開店休業状態でした。
申し訳ございません。
大仏殿につきまして、特に廬舎那仏(大仏)に関心を寄せていただき、感謝申し上げます。
きっと、奈良時代の開眼供養の際のお披露目と、同じような貴重な体験をされたのかと存じます。
自然豊かな世界に慣れ親しんだ人々は、この金ぴかと極彩色に、どんなに驚いたことでしょう。
「わびさび」が日本の美であることを信じている現代日本人は、実は、本当の日本の美を見ずにいます。
デジタル復元によって、日本人もド派手は大好きだったことが今再発見されています。
日本美術の極彩色を楽しむ体験が「賞道(しょうどう)」というワークショップでかないます。
機会がございましたら、体験しにいらしてください。
小林美術科学
小林泰三