「歴史秘話ヒストリア」に出演します。

あのNHKの人気番組「歴史秘話ヒストリア」に出演します。
しかも、ほぼ主役で?





というのも、私がデジタル復元した画像をたずさえて専門の先生方を尋ね歩くのですが、復元した画像を見て発言する先生方の意見を取りまとめていくと、とんでもない真相に出くわすという、まるで推理小説のような展開になってしまったのです。




テーマは国宝の「高松塚古墳壁画」。
そう、あの「飛鳥美人」です。




その飛鳥美人の中で、正面をみている女性がいるのをご存知ですか?
私はかねてからこの美人(正直現代の感覚とは違う美人かも……)に注目しておりまして、そこからお話が始まります。
西洋画では作者が画中に描かれるとき、いわゆる「カメラ目線」をするのですが、日本の絵画では本当に珍しい。
しかも飛鳥時代です。
さて、彼女はいったい何を見つめているのでしょう?




話は、その謎をたどっていくうちに、どんどんと急激に展開していきます。
ああ、もうこの先は言えません!
どうぞ番組をご覧ください。





で写真は、現代の美人、MCの井上あすかアナウンサーと、本物の高松塚古墳壁画を取材しに行った時のもの。
今壁画は大きな石のブロックごとに解体され、絵の部分が上にされカラス越しのかなり遠い位置に配置されています。
もともと泥の汚れや剥落で見づらい状態ですから、さらにこの展示状態では(本当は修復現場そのままなんですが)ほとんど何が描いてあるか、普通の方は分からないかもしれません。





で、私がデジタル復元した画像が有効なわけです。
取材の翌日、その画像を合成して体感するバーチャル高松塚古墳の収録をクロマキースタジオで行いました。
ものが全くないところでのお話は、なかなか難しいですね。





リラックスしていたつもりでしたが、やはりどこか緊張していたのでしょう、呼びかけの「あさひさん」がどうしても言えなくて(「あさふぃふぁん」とか「あさひたん」とか)、何度も取り直してしまいました……orz
そんな私に、「いえいえ、本当にお上手ですよ」と言って下さった、あさふぃふぁん。
見た目の通り、清楚で、優しく、でもセリフを一字一句違えないようにする生真面目な面もお持ちの、素晴らしい方でした。
正面の男性の後ろでピンクの服を着た女性が横たわっているの、見えますか?
ちょうど、あさひさんが高松塚古墳の石室を体感しているシーンを撮影しているところです。




という感じで、色々と苦労しながらも楽しく、そして発見にワクワクしながら撮影してきたこの番組、つい先日、最新の古墳壁画の復元画像を納品し、私は放送を待つだけとなりました。
私は日本の歴史が変わるくらいの内容となっていると思っていますが、さて、どれくらい皆様の心に響きますでしょうか。

放送は5月12日金曜日、夜8時からです。再放送は14日日曜 午前0時05分(つまりは土曜深夜24時05分)
ぜひご覧の上、ぜひぜひご感想をお聞かせください。(^^)

クラウドファンディングに挑戦します!

私が日本美術のデジタル復元を始めたのは、今から23年前の1994年。まだ大日本印刷に入って4年目でした。印刷のレタッチ技術を利用すれば、白黒写真や色あせた絵画を色鮮やかに復活させることができる、という発想から始まりました。




 その最初の手がけた作品が、今回の作品の「花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」です。約四半世紀の研究がいよいよ最終段階に入るということになります。





 初めに行った復元が、関東大震災で失われた部分の復元です。(右隻・向かってみ右の屏風の中央部分が焼失)これで、屏風絵の全体像がわかりました。桃山時代の豪華絢爛たる花の宴「醍醐の花見」が描かれていました。




 そして今回は、花の宴を「描かれた当時の色に復元する」という作業を行います。
 すでに復元した屏風は、「現在伝わっていたらこんな姿」という状態です。つまり、年月を経て汚れています。それでは、桃山時代の豪華絢爛たる宴の風景が十分に伝わってきません。
 豪壮でド派手で有名な桃山文化。そのトップにいた豊臣秀吉が晩年贅を尽くした「醍醐の花見」は、どのくらいきらびやかだったのでしょうか。そこで屏風を「描かれた当時の色彩」にデジタル復元し、そのキラキラ世界を堪能したいと思っています。




 私の「花下遊楽図屏風」と歩んできたデジタル復元の約四半世紀の集大成となる今回のプロジェクトをぜひ実現させたく、初めてクラウド・ファンディングに挑戦します。
 2月23日に公開されましたレディーフォー「幻の屏風を復元!きらびやかな『醍醐の花見』を体感してほしい!」(リンクはっております)のというプロジェクトをご覧いただき、よろしければ応援していただけれたら幸いです。




 ずっと思っていた夢を実現させたい!ぜひともご協力をお願い申し上げます。

《賞道》いよいよ今年の”春季”始まります!

トランプ大統領のニュースで世界がざわついている間に、年が変わって早くも1カ月が経ちました。前回からたっぷりと2カ月のお時間をいただき準備をしてまいりました「賞道のすすめ」、満を持していよいよ今年も始まります!





「もとの色にもどした作品を さわる、さわる、さわる!」「ぞくぞくするほど楽しい! カンタン ”体感” 日本美術」
と新しいフライヤーにもありますように、もともと多くが道具だった日本美術。さわらないと分からないし、さわるから簡単にわかって楽しくなってくる。そんなワクワクのワークショップを体験しませんか?





今回の会場は、日本橋・COREDO室町3にございます「橋楽亭(きょうらくてい)」と「囲庵(めぐりあん)」。駅名で言えば地下鉄銀座線と半蔵門線の「三越前」です。駅から地下道で直接COREDO室町3につながっているのでとても便利で、これなら雨の日も安心です。
広々とした畳敷きの広間に茶室もつかって、どんな鑑賞をしましょうか。今からこちらもワクワクしております。




第1回 「掛け軸」3月1日(水)
第2回 「仏 像」 3月29日(水)
第3回 「屏 風」 4月19日(水)
第4回 「絵巻物」5月31日(水)
第5回 「古墳壁画」6月21日(水)
※当初、第1回目は2月22日とお伝えしましたが、3月1日に変更になりました。どうぞ、ご注意ください。




なんと言っても注目は新しい項目の「古墳壁画」ではないでしょうか。
今までもミニチュアでご紹介をしてまいりましたが、今回は原寸です。身を横たえて見えてくる、飛鳥時代の異空間とは?
その前に、原寸!? 本当に実現が可能なのでしょうか。とにかくがんばります、ご期待くださいませ。




他は、同じじゃないか、と思われる方、そんなことはございません。どの回にも、新しい作品やバージョンアップした作品が初登場します。
もちろん、ほとんどが昨年の「秋季・賞道のすすめ」とは違う作品。昨年の「春季・賞道のすすめ」とは重なる作品は登場しますが、前回とは違う内容もプラスされますので、出席された方も十分楽しんでいただけます。
何か新しいのか、どこが見どころなのか、具体的な内容はその都度ご説明しますね。どうぞ、お楽しみに。




お申し込みは、専用の応募フォームからお願いいたします。
トップメニュー右端の「お問い合わせ」をクリック、表示される「平成29年度『春季・賞道のすすめ』」を選択すると、応募フォームが表示されます。
もしくは、以下のリンクをクリックして下さい。
平成29年度「春季・賞道のすすめ」応募フォーム




みな様のご参加、心よりお待ち申し上げております。
「賞道」で気軽に楽しめる日本美術。分かれば生活もちょっと変わるかも。

今度の日曜日!今回の「べたべた」の見どころ聞きどころ

毎回好評をいただいております「国宝をべたべた触ろう」は、今回で3回目。”part3″は「年中行事絵巻 祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」を取り上げます。祇園御霊会は今の「祇園祭」。平安時代に始まった当初の姿が描かれた貴重な作品です。




でも、そんな歴史を追うような固い講座をしていては「べたべた」ではありません。もちろん軽く歴史にもふれますが、それは「賞道のすすめ」の方で十分致しましたので、「体感!楽しい!」に徹したいと思います。
なので、「賞道で”年中”は見たからもういいや」は絶対損しますよ~!(^^)!




今回こだわるのは「庶民のどっこいエネルギー」!
もともと、この祇園祭は、民衆の祭りなのをご存知でしたか?そう、庶民が主役なので、祭りの熱気は当時からすごいものです。


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そのエネルギーがどうのように発展してきたかを、楽しくたどります。
時代がだいぶ下がって江戸時代になると、その民衆エネルギーが爆発したのはもちろん「歌舞伎」です。役者なんかは、もう当時のアイドルです。
その歌舞伎役者の姿を大きく描いてセンセーショナルなデビューを飾ったのが、言わずもがな東洲斎写楽。




その写楽の作品の中でも、その存在が知られていながら現在に伝わっていない作品があります。「不破伴左衛門(ふわばんざえもん)の女房関の戸」です。
その奇跡の復元浮世絵も今回公開いたします!
デジタルで復元した詳細画を、本物の彫師、摺師にお願いして仕上げた、「本物の浮世絵」です。どうぞお楽しみに!


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話がちょっと前後しますが、年中行事絵巻をひも解いて開いていくと、まず登場するのが田楽の踊り子たち。
巻頭をかざる風景は非常に大切です。見る人をその世界に引き込めるかは、その描写にかかっています。さて、この絵巻のではどんな工夫がされているでしょうか。
実際にくるくるして、確かめてみましょう。




そして田楽はその名の通り、田んぼでの作業のさ中に演奏されました。つまり民衆のエネルギーがあふれる舞踊です。
実際にはどんな舞踊なのか、伝統のパフォーマンスをご披露します。
ご披露するのは… なんと、私。今、一所懸命練習しています(^^ゞ
先日、「びんざさら」(田楽ならではの楽器です)をゲット。マイびんさざらで、さて、どうなりますことやら……。


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「田楽」は料理名としても有名ですよね。
「向源スピンオフ企画」として緑泉寺で行うからには、「闇ごはん」で有名な料理僧・青江覚峰さんのご協力を得ないわけにはまいりません。
素朴な味わいの田楽をご用意いただき、味覚からも民衆エネルギー「体感」をしていただきます。そのとき青江さんから、料理としての「田楽」の発展の歴史にも触れると思いますので、目からウロコの体験がホント目白押しです。




12月に入り、寒さが本格化していく時期ですが、緑泉寺を後にするときには、民衆エネルギーを体感して、体があったまっているかもしれません。




特に今回登場する浮世絵は、「体感」という意味ではあまりダイナミックな展開がありませんので、「賞道」で取り上げる機会は少ないと思います。
ぜひこの機会をお見逃しなく。




皆様のお越しをお待ちしております。
お申し込みは、専用フォームよりどうぞ。
「国宝をべたべた触ろう psrt3」応募フォーム
もしくは、小林泰三へのメールやメッセージでも結構ですし、携帯番号をご存じであればショートメールでも大丈夫です。
お気軽にお問合せ下さい。

「国宝をべたべた触ろう part3」@緑泉寺(東京都台東区西浅草1−8−5)
12月4日(日)19:00~20:30(開場18:30)※終了時間は予定で、多少長引く場合もございます。
参加費:3500円(当日現地でのお支払い)

【更新2】お手頃な講座が続々開講です

いよいよ、「よみうりカルチャー」はサイトやチラシでの公募が始まりました!
サイトをリンクしましたので、アクセスしてみてください。
他の講座に関しましても、公募開始次第、またお知らせ&ご案内をいたします。どうぞご期待ください。

  • 若葉台カルチャースクール(TEL 045-912-3366)
    触って初めてわかる日本美術 第3水曜日13:00~14:30
    ” 無料 ” 体験日 2016年12月21日 13:00~14:30
    若葉台カルチャースクールサイトへ
  • 三越カルチャーサロン(東京都中央区日本橋室町)
    1.日本橋街大学:実際に触って感じる、新しい・初めての日本美術鑑賞【コンパクト賞道】
    2017年1月31日(火)、2月14日(火)、3月14日(火)の3回シリーズ19:00~20:30
    2.新年特別企画:カラーでよみがえる懐かしい日本の風景【白黒写真カラー化のお話】
    2017年1月7日(土)15:00~17:00
  • よみうりカルチャー恵比寿(TEL 03-3473-5005)
    1.事前体験会:体感する新鑑賞法「賞道」【とにかく賞道を体感してみたい方】
    2016年12月20日(火)19:00~20:30
    2.「賞道」新しい日本美術鑑賞法【日本美術をおしゃれにライフスタイルに:勤め帰り女性向】
    2017年1月17日(火)、2月21日(火)、3月21日(火)の3回シリーズ19:00~20:30
    よみうりカルチャー恵比寿サイトへ
  • よみうりカルチャー川崎(TEL 044-221-5590)
    体験する新鑑賞法「賞道(しょうどう)」
    【平日の昼下がりゆっくりしかも充実した時間を過ごしたいシニア向け】
    2017年1月17日(火)、2月21日(火)、3月21日(火)の3回シリーズ13:00~14:30
    よみうりカルチャー川崎サイトへ
  • よみうりカルチャー八王子(TEL 042-622-6211)
    触って初めて分かる、日本美術【気軽に長く、『休日』にゆったりと】
    2017年1月21日(土)、2月18日(土)、3月18日(土)……
    毎月第3土曜で4月以降も継続予定 13:00~14:30
    よみうりカルチャー八王子サイトへ
  • イオンカルチャークラブ葛西店(東京都江戸川区西葛西)
    淀殿の打掛を羽織る!キラキラと輝いた豪華絢爛な桃山時代を体感して学ぶ
    【わびさびは難しくて日本美術に縁遠くなっている方】
    2017年3月30日(月)、4月17日(月)、5月15日(月)3回シリーズ11:00~12:30
  • イオンカルチャークラブ東雲店(東京都江東区 東雲)
    親子で作って楽しむ、初めての日本美術【絵巻物を作って、マンガのルーツを体感!】
    2017年3月26日(日)13:00~14:30

どれもミニチュアを使用し、お手頃な価格で賞道のエッセンスを学んでいただけます。まさに今は芸術の秋。美術館巡りがもっと楽しくなったり、日々の生活に賞道を活かして心を落ち着けたり…賞道を通して毎日が今より輝くようになれば幸いです。

それぞれの会場で、他にはない特徴あるプログラムや、イベントもある場合がございますので、具体的にはそれぞれの施設へお問い合わせください。
また、規定人数に達することができず、開講に至らない場合がございます。予めご了承ください。

小林を始め、スタッフ一同、これらの機会にたくさんの新しい出会いがあればと願っています。

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(広報:小犬丸)(更新:小林)

 

篠原ともえさんのラジオ番組に出演します

シノラーで一世を風靡した篠原ともえさん。今は仏像ガール、宙ガール(そらガール)でも有名です。
来る9月18日(日)、篠原ともえさんがパーソナリティをつとめるラジオ番組「日本カワイイ計画。 with みんなの経済新聞」に小林が出演します。

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テーマは仏像。

先日の収録では、時間を大幅にオーバーして盛り上がったこと!
ともえさんは、特に奈良時代の仏像の色合いに興味津々。ともえさんの口から「紺丹緑紫(こんたんりょくし)」というな言葉が出てきたときは、びっくりしました。
これは当時の色具合を示した言葉なのですが、もう専門中の専門用語だったからです。

そんなこんなで番組では、仏像の衣服は元は非常に派手であったこと、なぜそんな鮮やかな色であったのか…篠原ともえさんと共に仏像ファッションのカワイイを楽しみます。ラジオをお持ちでないかたもアプリで聞くことができますので、ぜひお楽しみに!

●番組:JFN系ラジオ(全国FM放送協議会)「日本カワイイ計画withみんなの経済新聞」
●放映日時
:FM岩手 ・・・ 9月20(火)12:00~
:ふくしまFM ・・・ 9月18日(日)6:00~
:FMぐんま ・・・ 9月19日(月)11:30~
:RADIO BERRY(栃木)・・・ 9月18日(日)8:30~
:FM‐NIIGATA ・・・ 9月18日(日)18:30~
:HELLO FIVE(石川),FM福井,FM GIFU ・・・ 9月18日(日)5:30~
:レディオキューブ三重FM ・・・9月23日(金)16:30~
:e-radio(滋賀)・・・ 9月18日(日)18:30~
:FM岡山,V-air(鳥取、島根)・・・ 9月18日(日)8:30~
:FMY(山口),FM香川,FM徳島,Hi-Six(高知),FMS(佐賀)・・・9月18日(日)8:30~
:FM長崎,JOY FM(宮崎)・・・ 9月18日(日)9:30~
(念のため、各放送局のタイムテーブルをご確認ください)

●上記以外の地域で番組を聞くには・・・

・スマホアプリ「jfn park」をダウンロード。
jfnpark

・いつも聞くFM局を選定します。

・会員登録をします。(メールアドレスを登録。そのメールアドレスに仮認証コードが返信されます。仮認証コードをコピーして、アプリのコード欄に入力。最後パスワードを設定すると会員登録完了です)

・会員登録をした後のホーム画面で右上の横三本線のアイコンをタップ。
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・出てきたメニューより「検索」を選択。
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・検索欄に「日本カワイイ計画」とタイプして検索。
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・検索結果「日本カワイイ計画 withみんなの経済新聞」をタップ。
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・「日本カワイイ計画」のトップに出ます。ちょっとだけスクロールダウン。
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・「音声コンテンツ」をタップ。
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・最新の音声コンテンツ(左上・小林泰三出演9月18日、Vol.51)をタップ。サイトに音声コンテンツがアップされるには、放送後、数日時間がかかるようです。ご了承ください。
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●番組公式サイト:
https://park.gsj.mobi/program/show/24651

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※写真は番組公式twitter、篠原ともえさん公式ブログからお借りしました。

(広報 小犬丸)(更新 小林)

いよいよ秋季「賞道のすすめ」間もなく開講!

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7月は向源スピンオフイベント以外にも北九州・名古屋での講座と小林の活動の幅は拡大中!
そんな中、いよいよ間もなく7月26日(火)から本講座「賞道のすすめ」が始まります。

美術鑑賞においてガラスケースの向こうに陳列されるのをただ眺める現在の鑑賞スタイルへのアンチテーゼがこの「賞道」。賞道では美術品を往時の色彩・仕様に復元し、積極的に鑑賞する「攻めの鑑賞スタイル」です。
屏風であれば最も自分にしっくりくる鑑賞位置を寝たり座ったりしながら発見したり、絵巻物であれば巻いた紙を少しずつ繰ってアニメーションを楽しむのです
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拝むもの、仕切るもの、閉じるもの…道具としての役割をまっとうさせながら当時の人々が受けたものと同様の衝撃(インパクト)を感じてみるための挑戦も果敢におこなっています。
時代背景や制作意図の解説にもじっくり時間を割いたり、より知的欲求も十分に満たせるのが本講座ならではの魅力です。

本講座のほかにも7月はまだまだ盛りだくさん。
梅雨とは思えない暑さに負けない熱いイベントたちにぜひご参加ください。

■本講座「賞道のすすめ」(秋季)
”むかしのままに眺めむれば 向こうの方より語り来る”

第1回「ふすま絵」
狩野永徳「檜図(屏風)」と桂離宮ふすま
日時:2016年7月26日(火)19:00~
参加費:6,000円(単発参加の場合)
会場:江戸からかみ東京松屋インテリア和紙ショールーム
申込先:https://goo.gl/8jrtba

■国宝をベタベタ触ろう Part2 向源スピンオフ!山越阿弥陀図屏風×平治物語絵巻物×雅楽演奏
日時:2016年7月24日(日) 19:00~
参加費:3,000円
会場:湯島山 緑泉寺
申込先:https://goo.gl/1TRdwn

■祈ノ美2016(共同展示)
高校時代の友人同士である竹内マサトと小林が結成したユニット「竹林堂デジタルアート」デビューです。
異彩同士のコラボレーション、今回は手の届くタイムマシンアート。
北斎が現代にタイムリープしたら!?名作「富嶽三十六景」の新解釈が見られるのは今ココだけです!

日時:2016年7月5日(火)~7月14日(木)
会場:西武渋谷店B館8階美術画廊
https://www.facebook.com/events/482202048645680/

【完売御礼】天才による渾身の講演?@北九州

本講演は、定員に達したため、受付を終了いたしました。
またの機会のご参加、よろしくお願い申し上げます。

プリンチE
” 日本の美しさ、奥深さ、そして力強さ……。
  この国に生まれて良かったと、しみじみ思う。
  小林氏の講演を聞くたびに、僕は元気になります。
               脚本、放送作家  高坂圭 ”

この感動的なコメントを寄せてくださった高坂さんは、私の最初の著書「日本の国宝、最初はこんな色だった」から私を応援してくださっている、北九州を中心に九州で大活躍をしている脚本、放送作家です。
私の日本美術に対する想いに感動して、わざわざ連絡して下さったのが始まりで、もう7年くらい親しくさせていただいております。

高坂さん、ありがたいことに、講演会を企画してくださいました。
高坂さんはいつも私を「天才」と言って励まして下さいます。なので今回、「天才CG復元師・小林泰三の」という枕詞のついた「知れば知るほど面白い、日本美術の秘密」という講演会のタイトルとなりました。
そうです、神輿には乗っかります、はい。

身に余る光栄ですし、今回は特に「ご恩返し」の気持ちが強い私です。
これまで蓄積した研究成果、それから拙いながらも人々に語りかけ続けてきたそのお話の数々の中から、選りすぐりの内容を取り上げ、もう普通の講演の五回分位の内容でお届けしようと考えております。

告知画像キトラ
ポスターにある阿修羅はもちろん、キトラ古墳に、東大寺大仏殿、それに銀閣寺……。あ~これ以上はもう申せません!
告知画像銀閣

ちょうど一カ月前に、熊本で大きな地震が発生し、九州全体が大変なことになっております。その九州を励まし続ける高坂さんにご恩返しすることは、私にとっては九州にご恩返しすることにつながります。
なので、気合いが違うのです。

近くいらっしゃる方、あるいはちょっと離れていても旅行で北九州や福岡を考えている方、ぜひ、お越しください。
講演を見終えて建物をでるときには、目の前に広がる日本の風景が、ちょっと変わって見えると思います。それほどの、あり得ないほどの秘密をお話しいたします。

どうぞ、ご期待ください。

講演会「天才CG復元師・小林泰三の 知れば知るほど面白い、日本美術の秘密」
日時 2016年 6月25日(土) 18時開演
料金 3,000円
会場 多世代交流スペースくるくる(八幡東中央3丁目5-3)

お問い合わせ、連絡先は、
093-661-6685(高坂圭)
keiwritter@herb.ocn.ne.jp
主催 小林泰三を応援する会・北九州支部

もしくは、このホームページのお問い合わせでも結構です。
「お問い合わせ」フォームへリンク
「北九州講演の件」と明記の上お申込みいただければ、開催事務局へ連絡いたします。

今度の「賞道のすすめ」は「屏風」!

すっかり春めいてきましたね。桜の開花も間もなくというこの頃ですが、そんな季節に桜の名所の外堀沿いにあります神楽サロンで、日本美術鑑賞はいかがですか?
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第1回「ふすま絵」第2回「絵巻」と、あまりにも大胆な鑑賞法で参加者のウロコを何枚も落として参りました「賞道のすすめ」、いよいよ第3回目は「屏風」です。
私にとっても、屏風には非常に大切なテーマ。
というのも、「日本美術はほとんどが道具。立て回してナンボ」ということを気づかせてくれたからです。それが「花下遊楽図屏風」。季節もぴったりです。
実はご覧の部分は、ペアの屏風の向かって右側「右隻(うせき)」の中央部分で、現実には存在しません。それをデジタル復元したのが、そもそも私が今の道を歩み始めたきっかけでした。(上の図)今からもう20年も前の話です。
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復元した部分を合わせて鑑賞すると、実は、こんな形に配置したのではないか、ということが分かってきました。つまり、美術館でただ横に並べた屏風を正面から眺めていたのと、全く違っていたのです。
今にして思うと、「賞道」が生まれた瞬間でした。

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残念なことに、「花下遊楽図屏風」はミニチュアしかありません。
当初は、そんな小さな世界でしか味わえない「賞道」でしたが(反対にそれでも劇的効果があったのです)、今回の「原寸大」は、こちら。室町時代の屏風の傑作「日月山水図屏風」です。
あの白洲正子が大好きだったことで一躍有名になりましたが、摩訶不思議な世界へご案内いたします。

160322日月スナップ
ちょっとチラ見で、こんな感じになります。って、会場にはいるかどうか……(^_^;)
きっと賛否両論を巻き起こす、挑戦的な大胆鑑賞法もご披露しますので、こうご期待です。
皆様のご参加を、心よりお待ちしております。

さて、お申し込みはこちらからどうぞ。
「賞道のすすめ」応募フォームへリンク

新宿伊勢丹「近未来美術展 DOORS」のトークギャラリー!

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17日(水)から新宿伊勢丹の7階催物会場にて始まります「近未来美術展 DOORS」。最先端のデジタル技術、メディアを駆使して、近未来の美術のありようを模索しようとする、かなり実験性の高い美術展です。

そんな中でも私の出展するものはかなり異質。
なんせ、普通の日本美術に見える作品ばかりですから。

出展するのは「風神雷神図屏風」「藤文様小袖」と写楽の浮世絵、この3点。どれも「どこが最先端なの?」という感じですが、どれもデジタル・レタッチ技術を駆使して、制作当初のビビッドな色に復元したものなのです。
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実際にこの感じが、体験できますよ~
金屏風の奥深さを体感しに、ぜひお越しください!

さて、このデジタル・レタッチ技術は、”現代の匠とコラボ”して、新しい表現ができることが特徴です。
そのところが、今回、私が”こだわった”出展作品のテーマです。

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お越しいただければ、イラスト付きの展示パネルなどで分かるように工夫はしておりますが、実は皆様に直にメッセージをお伝えしたい!

ということで、20日(土)14時から会場で、私のトークギャラリーを開催します。
題して「匠を救うデジタル科学」。
全く相反するデジタルとアナログの技術が、どのように融合して、伝統的なのに新しいアートが生まれたのか……。これは実は、職人や職人を支える職人が少なくなっている現代社会に、希望の光をさす可能性を秘めているのです。

なんて、大きく出ましたが、どうせ私のやることですから、分かりやすいこと請け合いです。
どうぞ、お気軽にご参加ください。

「近未来美術展 DOORS」へリンク