色あせた日本美術や白黒写真画像&映像をキレイにしたり、加工したり、カラー化したり。レタッチ技術で、ライフスタイルをもっと楽しく、美しく。

さあ、「賞道」の本格始動です。
1月26日(火)夜19時、東京・神楽サロンにて、第一回「賞道のすすめ」が開かれました。

会場は程よい満員状態。「何が始まるんだろう」というような落ち着かない雰囲気に包まれておりました。
そんな中で講演開始です。皆様、硬い表情のままですが、日本美術のお話のスタートはいつもこんな感じです。でも、絶対最後は違っているはず、と気合いを入れます。
一通り概要を説明した後、いよいよふすま絵をご披露します。裏にしていた4枚をグルリと表にした瞬間、息を飲む声が聞こえました。
お客様が惹きつけられた証拠です。
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さらに角を作って、立体感を作り出し、巨木に抱かれるような構造に、座して見上げながら身を委ねてもらいました。
もう皆様の目つきは変わってました。面白い、と目を輝かせていらっしゃいます。原寸大の迫力は、理屈抜きに面白いのです。でも、これは触って、立て回さないと分からないわけで、こうした機会はホント貴重です。
(あれ、セーター、背中がめくれてる。恥ずかし!)
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さらにさらに、これはミニチュアですが、大きな屋敷を手前から奥へ行くに従って、ふすま絵は展開し、奥に通されることには意味があることを実感していただきました。
ふすまを開けるたびに「おー!」と声が上がり、その場でぽんぽん意見が出てくるように。
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これです、これなのです!知識がなくても見方さえ分かれば、「こっちの角度がいい」「動かすことで描かれた人物が近づいてる」と話ができるのです。反対に私も勉強になるご意見が出たほどです。

この講座の魅力は他にも。最後に出たのは和菓子と抹茶。和菓子は京都・末富に特別にオーダーしたものでふすまに描かれた「檜」をイメージしました。(もちろんオーダーは私ではなく、お世話になっています田邊先生です)
檜の葉に雪が積もっている景色です。檜は切ると中は白いので、敢えて白あんを使っています。この心遣いこそ、日本です。
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もちろん私からも感謝の気持ちを。ふすま絵のフォトフレームです。左右に開くと写真が出てくるという仕掛け。喜んでいただけたかな…
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充分の手応えを感じつつ帰宅すると、その晩遅く、嬉しい話がフェイスブックにアップされていました。講座を楽しんで下さった方々が数人(会場で初めて会ったのに)が、そのままレストランへと流れ、美術談議に花開いたそうなのです。
これこれ!日本美術は全く敷居の高いものじゃない。みんなでワイワイ話してほしい、と願っての「賞道」なので、早速夢の一つが実現してしまいました^_^
よし、また、頑張ろう。

次回は2月23日(火)19:00~、同じく神楽サロンにて。テーマは「絵巻物」です。
下にリンクを張っています。当時の人々がどんな美術を見ていたのか……。手で触れて体感してみませんか?
「春季・賞道のすすめ」応募フォームへリンク

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