色あせた日本美術や白黒写真画像&映像をキレイにしたり、加工したり、カラー化したり。レタッチ技術で、ライフスタイルをもっと楽しく、美しく。

4回に亘ってやって参りました「賞道のすすめ」、最終回の「屏風絵」もつつがなく終了し、ついに完結しました!

花下遊楽図
屏風は、私が新しい鑑賞法「賞道」を作るきっかけになりました。だから最後に紹介したかったのです。
美術館ではぴったりと平らに壁に押し当てられたりする屏風ですが、普通にジグザクにするだけ表情がガラリと変わります。実は「こうしなければならない」というものはなく、自由に立てまわしていいのです。
私はこの「花下遊楽図屏風」を、このような位置関係で鑑賞するのがベストと思っています。こうすると、手前の桜の大木に抱かれるように覆いかぶさり、それを感じながら奥で楽しげに舞をまう人々を、遠景として眺めるのです。本当に、花の宴に参加しているようなこの臨場感!

風神雷神S
「風神雷神図」は復元すると黒くて思い雲ではなく、まるで雷の光をはらんでいるような銀白の雲でした。この色によって、二神が軽やかになり、浮遊感が強調されるようになりました。

光の実験
それをさらに、もともとの日本家屋の光である。横からの光を当てて鑑賞します。(当時は天井からの電灯ではなく、長い庇の向こうから部屋奥に入ってくる、かなり弱められた光だったのです)
すると、金屏風の金が、柔らかい赤味のある光でほんのり輝き、二神がシルエットとなってさらに浮遊するのです。当時の人々は、この浮遊感を楽しんでいたに違いありません。

I山越阿弥陀N
他には、臨終の際に山の奥から阿弥陀様が迎えにくる景色を、バーチャル体験できる「山越阿弥陀図屏風」も体感。最後に目一杯、色々と体感していただきました!


今までの講座は出版した本の内容に沿った講演だったり、デジタル復元に偏った内容だったりしたので、今回のような「日本美術の新しい鑑賞法」にこだわって、しかも4回もやるのは初めて。私にとっても挑戦でした。
なので、最後までたどりつけた充実感は、本当に自信になりました。

受講いただいた方から「日本人が世界に誇る日本の美術を体感、勉強させていただいたことは生涯において自身の宝になりました。」というお言葉をいただきました!
本当は私の方こそ勉強させていただいていたのですが、本当に嬉しい言葉です。感謝感謝☆

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