色あせた日本美術や白黒写真画像&映像をキレイにしたり、加工したり、カラー化したり。レタッチ技術で、ライフスタイルをもっと楽しく、美しく。

”夜のぞくぞく!”
「国宝をベタベタさわろう ~平安時代の地獄絵巻を古の灯りで~」


150901B1緑泉寺
8月29日(土)は降ったりやんだりのぐずついた天気。しかも、地元は有名な「浅草サンバカーニバル」で大賑わいだったのですが、そんな誘惑にも負けず会場の緑泉寺にお越しいただいた方がなんと45名!会場は結構な人口密度でした。

150901B2講義シーン
みなさんホント熱心に聞いていただいた中にも、要所要所笑いあり、とっても和やかな雰囲気で、気持ちよくお話できました!
「最近は、職人を助ける職人(例えば、職人の使う道具を作る職人)の存亡が心配」というお話をしたのですが、それが心に響いた方が大勢いて、私自身、このことを真剣に考えないといけないな、と思いました。

150901B3着物展示
会場の後ろには「淀殿の着物」を展示。会場の関係で試着は10名ほど……と言っていたのですが、最終的には女性の希望の方みなさま(20名くらい?)に着ていただきました。薄暗い灯りの中で、金糸が輝く効果に、どの方も感動されていました。
写真の刺繍画像をただプリントアウトした部分と、京都の刺繍職人が本当に刺繍した部分が混在しているのですが、これがいい具合にマッチして総刺繍に見えるんです。これを、私たちは「染め刺繍」と呼んで、その可能性を探っています。

150901B4ロウソクで見る
真っ暗闇でするするとゆっくり絵巻物を開くと、「苦しみもがく罪人」とそれを追い詰めながら「笑う鬼」が、次第にたち現れてくる……。ロウソクの火が揺らめいて、地獄自体が揺らめいて見えます。
「予想以上に怖かった」という声がたくさん。平安当時のホラーも相当なようです。

サンバカーニバルとは対照的な、秘めたる熱気と怖さの寒気で、大賑わいの一夜となりました。


”昼のわくわく!”
「国宝をさわろう ~新しい触覚の旅~」


150901B5説明泰三
翌日は、経堂にある今話題の店「東京パクチーハウス」にて、触覚にこだわったワークショップをいたしました!
二部構成で、前半は大人用のワークショップ(手で食べるランチつき)、後半は子供たちの自由研究かけこみレッスン「絵ま日記」、それぞれ10名~15名という感じで、座談会風なリラックスした会となりました。

150901B6古墳のぞき
お持ちしたのは、檜図、平治物語絵巻(六波羅合戦巻)、高松塚古墳、そして、初めて公開しますキトラ古墳です!
別に、変なパフォーマンスをしているわけではありません。ふたつの古墳のミニチュアを下から覗いていると、思わずその世界に引きずり込まれ、自ずとシンクロナイズされてしまうわけです。
この日来た方は、「地獄絵巻」「淀殿の着物」体験を悔しがっていましたが、どうです?「夜のぞぞぞ!」を体験した方は、こっちも体験してみたくなってきません?
そう思ったら、もうあなたは「賞道」にハマってしまったに違いありません。

150901B7ミニ絵巻
そして、子供たちに楽しんでもらいました「絵ま日記」。白紙のミニ絵巻に、絵日記をかくから「絵ま日記」です。
4コマ漫画のように続く絵を描いてもらうのですが、勢いが止まらず紙を継ぎ足す子、マンガ家の才能を見せる子、写真画像を見て正確に写している子……それぞれ個性があって、ホント面白い! 教えている私が、子供の感性に感動してしまいました。

その日の晩、もう西に戻ってきたので、濃密過ぎるこの二日間が本当に一昨日の話だったのか、今でも信じられません……。
ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました。
また「賞道」やりますので、どうぞご贔屓に!

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