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静岡体育文化協会(体文協)の社会人大学で、8月の7、8、9日の三日間、静岡県の島田、静岡、浜松の三箇所を巡って講演をしてきました。
静岡では、昼の部と夜の部の2回ありますので、全体では4回のなかなかハードスケジュールです。





実は穴太衆(あのうしゅう)の粟田さんが、6月末に同じこの社会人大学で講演されたとき、私は静岡の夜の部に聴講生として出席しました。
その時に出席されていた人数が30名くらいだったでしょうか、皆さん非常に熱心に質問もされていたことが印象的でした。





実際に来てから分かったことが2つあります。
1つは、静岡の夜の部は同じく30名ほどなのですが、他の会場は80名以上の方々がいらっしゃったのです。(上の写真は静岡会場)
これは想定していませんでした。賞道は、実際に体感していただくので、だいたい40名までが限界なのです。





初回の島田でも80名ほどだったと思うのですが、何となく話し慣れた内容だったのか、うまくまとめて、大人数でも時間通りに終えることができました。
終わった時にある方が「明日の静岡も同じ内容ですか?」と聞いてきました。私は内心、何でそんなことを聞くのだろうと思いながら、「持ってきた作品は変わりませんが、お話しする内容は変えられますよ」とお答えしました。
改めて主催者に聞いてみると「内容変えても構いません。同じ話をすると飽きるので全回変える先生もいます」とのこと。
これが来てみて初めて分かった2つ目でした。




初日の夜、ホテルに入って、同じ作品を使って別のお話をする構成とスクリーンに映す画像を、急きょ整えました。
これで2つのコンテンツができたので、4回の講演、2つの内容を2回ずつすることができます。





翌日の静岡での昼の部、急きょ作った方のコンテンツをお話しします。聴講者は約80名。今回初めての構成なので探り探り、ちゃんと伝わっているか確認しながら慎重に進めます。(上の写真「銅釜処」は追加したネタです)
そして、鑑賞の時もお一人お一人丁寧に…。としているうちに、やはり時間がかかってしまいました。全員に体感していただいて終わったら、30分のオーバー。
お待ちいただく時間も結構あり、反省点が残ってしまいました。
ただ、何と昨日「明日も同じ内容ですか?」と聞かれた方が、この回にもお越しになり、新しい内容も楽しんでいただけたようです。そこは救われました。




ここでスタッフの一人からご提案をいただきました。この方、演劇のあらゆる部分に精通し、台本も書き、役者として舞台にも立てば裏方もこなすというすごい方で、風神雷神図屏風をステージに立てて、「夕陽の光のような照明を当てましょう」と言ってくださったのです。
早速会場のスポットライトの向きを調整し、屏風の反射具合を確認して、位置を決めます。





夜の部は30名なので、まず時間的には問題ありません。今回の流れでうまく機能できるかを確認するには、いい機会です。
「ではどうぞ、順々に前を通っていただいて、(風神雷神の)目と歯が光るポジションを探ってみて下さい」
皆さまゆっくり見ていただきながらもスムーズに鑑賞を終えて、席につかれました。
これでうまくいきそうです。





翌日の浜松会場は恐らく90名ほどのご参加だったと思います。
さあ、いよいよ風神雷神図を体験します。30名ほどのグループに分けて、流れるように鑑賞していただきます。
腰をかかめ歩きながら、風神と雷神が目を光らせる場所を探します。一方向の流れの中でポジションを探すので、最初の正面から近づいて一人一人ロウソクの灯りで光る目線を探すよりも効率的です。
「あった!」「怖い」という声があがります。ということは、皆さま、風神雷神のギラッとした表情を確認できた証拠です。





全員の鑑賞を終え、全てのお話ともう一つの鑑賞を終えて、予定終了時間の5分前。大成功です。
40名までが限界だった賞道が、100名まで対応できることが分かりました。これは非常に大きな成果です。
体文協の皆様、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。
また面白いコンテンツをお持ちして、うかがいますね。