色あせた日本美術や白黒写真画像&映像をキレイにしたり、加工したり、カラー化したり。レタッチ技術で、ライフスタイルをもっと楽しく、美しく。

あのNHKの人気番組「歴史秘話ヒストリア」に出演します。
しかも、ほぼ主役で?





というのも、私がデジタル復元した画像をたずさえて専門の先生方を尋ね歩くのですが、復元した画像を見て発言する先生方の意見を取りまとめていくと、とんでもない真相に出くわすという、まるで推理小説のような展開になってしまったのです。




テーマは国宝の「高松塚古墳壁画」。
そう、あの「飛鳥美人」です。




その飛鳥美人の中で、正面をみている女性がいるのをご存知ですか?
私はかねてからこの美人(正直現代の感覚とは違う美人かも……)に注目しておりまして、そこからお話が始まります。
西洋画では作者が画中に描かれるとき、いわゆる「カメラ目線」をするのですが、日本の絵画では本当に珍しい。
しかも飛鳥時代です。
さて、彼女はいったい何を見つめているのでしょう?




話は、その謎をたどっていくうちに、どんどんと急激に展開していきます。
ああ、もうこの先は言えません!
どうぞ番組をご覧ください。





で写真は、現代の美人、MCの井上あすかアナウンサーと、本物の高松塚古墳壁画を取材しに行った時のもの。
今壁画は大きな石のブロックごとに解体され、絵の部分が上にされカラス越しのかなり遠い位置に配置されています。
もともと泥の汚れや剥落で見づらい状態ですから、さらにこの展示状態では(本当は修復現場そのままなんですが)ほとんど何が描いてあるか、普通の方は分からないかもしれません。





で、私がデジタル復元した画像が有効なわけです。
取材の翌日、その画像を合成して体感するバーチャル高松塚古墳の収録をクロマキースタジオで行いました。
ものが全くないところでのお話は、なかなか難しいですね。





リラックスしていたつもりでしたが、やはりどこか緊張していたのでしょう、呼びかけの「あさひさん」がどうしても言えなくて(「あさふぃふぁん」とか「あさひたん」とか)、何度も取り直してしまいました……orz
そんな私に、「いえいえ、本当にお上手ですよ」と言って下さった、あさふぃふぁん。
見た目の通り、清楚で、優しく、でもセリフを一字一句違えないようにする生真面目な面もお持ちの、素晴らしい方でした。
正面の男性の後ろでピンクの服を着た女性が横たわっているの、見えますか?
ちょうど、あさひさんが高松塚古墳の石室を体感しているシーンを撮影しているところです。




という感じで、色々と苦労しながらも楽しく、そして発見にワクワクしながら撮影してきたこの番組、つい先日、最新の古墳壁画の復元画像を納品し、私は放送を待つだけとなりました。
私は日本の歴史が変わるくらいの内容となっていると思っていますが、さて、どれくらい皆様の心に響きますでしょうか。

放送は5月12日金曜日、夜8時からです。再放送は14日日曜 午前0時05分(つまりは土曜深夜24時05分)
ぜひご覧の上、ぜひぜひご感想をお聞かせください。(^^)