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今回は、先日4月20日、築地教育会館で行われた「国宝鑑賞ワークショップ」の模様をご報告します。

美術に強く興味のある方にアピールする「賞道」に比べ、より一般の方々にご参加いただいているのが今回の特徴でしょうか。私もそういう方々にも響くかどうか、興味津々でした。
でも、自信はありました。そう、自分の腕がメキメキと上がったから…… ではなく、もう充実した内容、てんこ盛りだったからです。

まずは、キトラ古墳壁画、高松塚古墳壁画の体験です。
はじめは座学なのに、畳の広間に案内されて不満を漏らす方もいらっしゃいました。どうして畳敷き部屋にしたかは、御覧の通り、寝そべっていただく必要があったからです。
01古墳のぞき

「のぞいてみると、視線の合う飛鳥美人が一人いますよ~、分かりますか~」
などといいながら、横になっているひとりひとりの顔にかぶせるように見せていきます。するとみなさん目をキラキラ輝かせて、すっかり世界に魅せられていました。
やはり、体感しないと絶対わからない世界なのです。でも分かれば楽しい!

「今日は飛鳥美人にお越しいただいております、どうぞ~!」
登場したのは、飛鳥時代風の衣装に身を包んだ愛美(まなみ)さん。飛鳥美人の壁画を見ていただいた直後の登場ですから、場内からは「お~」とどよめきです。
それにしてもホントお似合いですね。
02飛鳥衣装

後半は、東大寺大仏殿の建築当初の世界観を紹介しながら、大仏の還元供養の際にも奉納された「伎楽」と「伎楽面」のお話。
伎楽面の中でもデジタル復元をしたのは「酔胡従(すいこじゅう)」というお面。「酔っぱらったペルシャあたりの家臣」という意味で、「酔胡王」というお面もあって、いっしょの演目で演じられていました。

実際にかぶっていただいて、その視界の具合やかぶり心地などを体験していただくのですが、今回は特別です、実は演奏がプラスされたのです。今回の趣旨に賛同してくださって、喜んで演奏で参加してくださったのは、雅楽の活動を手広くやっていらっしゃる音無史哉さんと、先ほどの佐藤愛美さん。
なので、それに合わせて「みなさん、踊ってくださいよ~」
とお願いすると、意外や意外、皆さんのりのりでしかも上手に踊りだし、笑いや喝さいが!
04おどり

このときの演奏は、伎楽の音楽をいわば復元した曲。実は伎楽は現在には伝えられず、当時どうだったか分かっていません。それをいろいろと資料に基づいて現代によみがえらせた楽曲があり、演奏していただきました。
その一方で雅楽にも「酔胡従」の演目にほとんど同内容の「胡飲酒(こんじゅ)」という演目があり、踊りで盛り上がったあと、いよいよお二人本領を発揮、笙のスペイシーな音にスーッと旋律を描く龍笛……。なんとも贅沢なひとときを過ごしました。
05雅楽演奏

「賞道」では、意見を交換して独自の鑑賞ポイントをさぐることを大切にしていますが、「国宝鑑賞ワークショップ」はそういう意味では新鑑賞法のテーマパーク。
とことん分かりやすく、楽しい! がそのテーマです。
アンケートのいくつかを紹介しましょう。もう皆さん本当に楽しんでいただきました。
kanso1

kanso2

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さて!
次回も驚くほどの「わくわくテーマパーク」ぶりです。テーマは「安土桃山時代」。
屏風あり、淀殿の着物あり、能のプチ体験あり(貴重な面を着けられる!?) あとは、もう来なければ体験できないものばっかりの盛りだくさんです。

開催日は今週、5月12日(木)迫っておりますので、お申し込みはとにかくお早めに!
すでに定員に達していた場合は申し訳ございません。
詳しくは、中央区築地社会教育会館(03-3542-4801)までお問い合わせください。

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